精選版 日本国語大辞典 「武辺話」の意味・読み・例文・類語 ぶへん‐ばなし【武辺話】 〘 名詞 〙 武事にかかわる話。武術の話。[初出の実例]「あまりながく武辺咄しが過て」(出典:雑兵物語(1683頃)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「武辺話」の意味・わかりやすい解説 武辺咄 (ぶへんばなし) 武道に関する体験などを内容とする咄で,戦国時代に大名に仕える御伽衆(おとぎしゆう)(御咄衆)が主としてこれをおこなった。戦陣のときの伽に大いに流行したが,特に陣中の夜警でもてはやされた。武将たちは武辺咄で諸国の動静を知り,将卒の思想統一にもこれを役立たせた。戦国時代には眠気ざましに夜おこなわれることが多かったが,しだいに昼にもなされるようになった。何々夜話,咄之覚書などは武辺咄の記録である。執筆者:関山 和夫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by