歯肉癌(読み)しにくがん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「歯肉癌」の意味・わかりやすい解説

歯肉癌
しにくがん

歯肉に発生する癌腫(がんしゅ)をいい、口腔(こうくう)癌のなかでは舌癌に次いで多い。年齢別では50歳以上が多く、性差では男性が女性の2倍多い。好発部位は上下顎(がく)の歯肉とも臼歯(きゅうし)部であり、初期には義歯の刺激による口内炎と誤認されることもある。進行すると容易に顎骨に浸潤するが、浸潤の程度により予後が異なる。治療は外科的切除が基本であり、欠損した顎骨は自家骨移植などで再建を必要とすることが多い。

[池内 忍]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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