歳旦(読み)サイタン

精選版 日本国語大辞典 「歳旦」の意味・読み・例文・類語

さい‐たん【歳旦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「旦」は朝の意 ) 一月一日の朝。元旦。元日年頭。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「正月の祝ことには、十二月除夜の夜半まで目出度と云わうず事ぢゃぞ。其次は歳旦から又祝わうずほどにぞ」(出典:百丈清規抄(1462)四)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐呂元膺伝〕
  3. さいたんく(歳旦句)」または、「さいたんびらき(歳旦開)」の略。《 季語・新年 》
    1. [初出の実例]「先師、深川にて聞て曰、『此梅は二月の気色也。去来いかにおもひ誤りて、歳旦の脇には用ひける』となん」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)先師評)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「歳旦」の読み・字形・画数・意味

【歳旦】さいたん

元旦。〔宋書、礼志一〕時、旦に常に(ゐかう)(の縄)桃梗(たうかう)(桃の枝)を設け、を宮び百寺の門に(たく)し、以て惡氣を禳(はら)ふ。

字通「歳」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む