死文(読み)シブン

デジタル大辞泉 「死文」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【死文】

条文だけがあって、実際効力を失った法令規則空文。「死文化した法律
内容精神のこもらない文章

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「死文」の意味・読み・例文・類語

し‐ぶん【死文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 条文だけあって、実際には効力のない法令や規則。空文。
    1. [初出の実例]「臨機の活作用なき死文の法規に委任せんよりは」(出典:一国の首都(1899)〈幸田露伴〉)
  3. 内容や精神のこもっていない文章。つまらない文章。
    1. [初出の実例]「むなしく死文(シブン)を綴りいだし」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

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