家庭医学館 「毛母腫」の解説 もうぼしゅ【毛母腫】 若年女性の上肢(じょうし)、顔面、頸部(けいぶ)によくできる腫瘍(しゅよう)です。皮膚内に石のように硬いしこりを感じて気づきます。炎症をともなう場合は、皮膚の表面が紅色になり、まれに水疱(すいほう)ができることもあります。 毛包(もうほう)の細胞に生じると考えられています。硬く感じるのは、腫瘍の一部が石灰化(せっかいか)をおこすためで、石灰化上皮腫(せっかいかじょうひしゅ)と呼ばれることもあります。 治療は、局所麻酔をして腫瘍を取り出す手術を行ないます。再発の心配はありません。 出典 小学館家庭医学館について 情報