民族革命運動[ボリビア](読み)みんぞくかくめいうんどう[ボリビア](英語表記)Movimiento Nacionalista Revolucionario

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

民族革命運動[ボリビア]
みんぞくかくめいうんどう[ボリビア]
Movimiento Nacionalista Revolucionario

略称 MNR。ボリビアの社会主義系政党。チャコ戦争後,政治の混乱が続いていた 1941年,ボリビアの近代化と変革を目指す若手革新勢力によって結成された。民族主義と外国資本からの経済解放を訴え,スズ鉱山労働者の組織化に力を入れ基盤を強め,さらに 43年に起った若手将校団のクーデターに協力し,革新派軍事政権に閣僚を送るまでに成長。しかし,46年のクーデターによって活動を禁止されることになった。 52年のボリビア革命によって MNRのビクトル・パス・エステンソロが大統領に就任し,民族主義的革命を推進した。しかし,64年の大統領選挙を前に内部の左右対立が激化したことから軍部のクーデターを招き,MNR政権は倒れた。 64~82年の軍政を経て,85年の大統領選挙でパス・エステンソロが大統領に復帰,自由化政策を打出しインフレを沈静化した。続く 89年5月の大統領選挙にはゴンサロ・サンチェス・デロサダを候補に擁して戦ったが,決選投票で革命左翼運動のパス・サモラに敗北。 93年6月の大統領選挙ではサンチェス候補が再び挑戦し当選。同時に実施された国会選挙でも上院 17議席,下院 52議席を獲得し第1党の地位を得た。しかし 97年6月の総選挙では上院4,下院 26と議席を減らし第3党へ後退した。

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