日本の自動車技術240選 の解説
民生エアサスペンションバス
製作(製造)年1957
製作者(社)民生デイゼル工業株式会社
資料の種類文献
現状保存・公開
車名民生コンドル(エアサス)
モデル名RF91改
会社名民生デイゼル工業株式会社(現日産ディーゼル工業)
製作開始年1957
設計者民生デイゼル
協力者富士重工業株式会社
車種・用途大型バス路線及び観光バス
実車所在/模型なし
スタイル箱型バス
ドア数中1+非常口1
乗員座41+立25+他2名
車両重量7970kg
エピソード・話題性我が国初のエアサスペンションバス
構造応力外皮構造リベット打ち鋼板製
バンパープレス鋼板
ステップ1段(段差約400mm)
全長9660mm
全幅2450mm
全高2970mm
タイヤサイズ゙9.00-20-14PR
特徴従来の鋼製ばねに代わりエアーベローに荷重を担わせ、両効きの筒型ダンパーと組合わせた
フレームなし
前軸鍛造Iビーム逆エリオット式トレーリングビーム式Φ240ベロー2コ
後軸鋳鋼バンジョー軸管全浮動式パラレル4リンク式Φ240ベロー4コ
軸距5000mm
前トレッドx後トレッド1915×1760mm
車高調整レベリングバルブ前1、後2コ
ステアリングウォームアンドローラー式
ダンパー前後とも円筒形油圧複動式
スタビライザートーションバー式(後軸)
走行安定装置なし
特徴レベリングバルブにより車高を一定に保ち、併せて積空に関係なく乗用車なみの良好な乗心地を実現させた。
冷却/気筒配列水冷/直列4気筒 型式:UD4
弁機構頭上弁排気・ポート給気式
内径x行程110×130mm
排気量4.941L
最高出力/回転数150PS/2000rpm
燃料タンク容量130L
特徴UD型2サイクル直噴エンジン、頭上弁排気・ポート給気のユニフロースカベンジ式で、比出力30.4PS/Lという高性能エンジン。
ハイブリッドシステム形式なし
変速機70度転向機付前進4段後退1段コンスタントメッシュ式
駆動方式RRエンジン横置き
モード燃費-
参考文献民生技報第20号1~7頁、宮川茂「エアーサスペンションRF91について」1957年8月。自動車技術Vol.51 No.6 72~77頁、林裕「エアサスペンションバスの開発」1997年6月
その他事項シャシー重量:適応せず;積載量:なし;前照灯:丸2灯;ワイパー:2連同期式;足ブレーキ:エアーアシスト油圧式;手ブレーキ:バンド式(変速機後端);燃焼及び作動方式:直接噴射2サイクル;点火方式:圧縮着火;圧縮比:16:1;比出力:30.4PS/L(22.3kW/L);排気浄化装置:なし;掃気方式:ユニフローポート給気頭上弁排気;掃除機:ルーツブロワー;燃料噴射:ボッシュ式列型ポンプ・密閉多孔ノズル;クラッチ:乾燥単板式;終減速機:70度スパイラルベベル減速比4.75;減速比:1.055×4.75;最高速度:73km/h;燃費率:3.7km/L(60km/h);加速性能:0-435m40sec61km/h;特徴(駆動系):エンジンは横置きで70度のアングルドライブを介して駆動する
出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報