ロッド(英語表記)Lod

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロッド」の意味・わかりやすい解説

ロッド
Lod

リッダ Lyddaともいう。イスラエル中央部,シャロン平原にある国際空港都市。テルアビブヤフォ南東 19km,エルサレム北西 37kmに位置する。旧約新約聖書にも登場する古い町で,第二神殿時代のユダヤ教の一中心。ローマ時代のディオスポリス植民都市にあたる。ビザンチン時代,イスラム時代を通じてパレスチナの中心都市の一つ。十字軍侵入,サラディン王などにより荒廃したが,1948年のイスラエル建国とともに,交通の中心地となった。テルアビブヤフォの衛星住宅都市であるが,8km北にロッド空港があり,民間航空機の修理,サービス工場をはじめ,ジェット機工場があり,イスラエルの工業のうち最大のものとなっている。ほかに電話機器などの軽工業もあり,鉄道,ハイウェーの分岐点でもある。人口4万 1600 (1990推計) 。

ロッド
drill rod

穿孔機用鋼棒。打撃・回転・推力を先端ビットに伝える部分。ビットはロッド先端を直接成形熱処理硬化してもよいが,別に特殊工具鋼などでつくったものを装着する場合が多い。材質は耐衝撃性と靭性が必要で,高炭素鋼や,Ni,Cr,Moなどを含む合金鋼を使う。断面の形は種々あるが,中空六角形,中空丸形が普通で,中空孔から先端に給水して破砕岩粉を流し出すことが多い。

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