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民生エアサスペンションバス

日本の自動車技術240選の解説

民生エアサスペンションバス

従来の鋼鉄製の重ね板ばねに代わり、空気ばねに車体荷重を担わせ、ラジアス ロッドで車軸を車体に懸架し、悪路でも、また荷重の空積に関わらず乗用車並みに良好な乗り心地を達成した我が国初のエアサスペンションバスの市販第1号車である。前軸にはトレーリングビーム式サスペンションを採用し実効ばね常数を下げることに成功した。開発に当たっては鉄道研究所との共同研究の形をとり、車体側の製作は全面的に富士重工業の協力を仰いだ。またエアベ ローズ、レベリングバルブ並びにダンパーなどの機能部品メー カーとの連携により純国産のエアサスペンションバスが完成し た。以後他の大型車メーカー3社もこれに追随し、2年後には4 社全部からもエアサス車が発売され、観光バスに急速に普及し して行った。以上のようにこの車はバスの乗り心地に画期的進化をもたらすきっかけとなった記念すべき名車である。保管場所日産ディーゼル工業株式会社 (〒362-8523 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地)
製作(製造)年1957
製作者(社)民生デイゼル工業株式会社
資料の種類文献
現状保存・公開
車名民生コンドル(エアサス)
モデル名RF91改
会社名民生デイゼル工業株式会社(現日産ディーゼル工業)
製作開始年1957
設計者民生デイゼル
協力者富士重工業株式会社
車種・用途大型バス路線及び観光バス
実車所在/模型なし
スタイル箱型バス
ドア数中1+非常口1
乗員座41+立25+他2名
車両重量7970kg
エピソード・話題性我が国初のエアサスペンションバス
構造応力外皮構造リベット打ち鋼板製
バンパープレス鋼板
ステップ1段(段差約400mm)
全長9660mm
全幅2450mm
全高2970mm
タイヤサイズ゙9.00-20-14PR
特徴従来の鋼製ばねに代わりエアーベローに荷重を担わせ、両効きの筒型ダンパーと組合わせた
フレームなし
前軸鍛造Iビーム逆エリオット式トレーリングビーム式Φ240ベロー2コ
後軸鋳鋼バンジョー軸管全浮動式パラレル4リンク式Φ240ベロー4コ
軸距5000mm
前トレッドx後トレッド1915×1760mm
車高調整レベリングバルブ前1、後2コ
ステアリングウォームアンドローラー式
ダンパー前後とも円筒形油圧複動式
スタビライザートーションバー式(後軸)
走行安定装置なし
特徴レベリングバルブにより車高を一定に保ち、併せて積空に関係なく乗用車なみの良好な乗心地を実現させた。
冷却/気筒配列水冷/直列4気筒 型式:UD4
弁機構頭上弁排気・ポート給気式
内径x行程110×130mm
排気量4.941L
最高出力/回転数150PS/2000rpm
燃料タンク容量130L
特徴UD型2サイクル直噴エンジン、頭上弁排気・ポート給気のユニフロースカベンジ式で、比出力30.4PS/Lという高性能エンジン。
ハイブリッドシステム形式なし
変速機70度転向機付前進4段後退1段コンスタントメッシュ式
駆動方式RRエンジン横置き
モード燃費-
参考文献民生技報第20号1~7頁、宮川茂「エアーサスペンションRF91について」1957年8月。自動車技術Vol.51 No.6 72~77頁、林裕「エアサスペンションバスの開発」1997年6月
その他事項シャシー重量:適応せず;積載量:なし;前照灯:丸2灯;ワイパー:2連同期式;足ブレーキ:エアーアシスト油圧式;手ブレーキ:バンド式(変速機後端);燃焼及び作動方式:直接噴射2サイクル;点火方式:圧縮着火;圧縮比:16:1;比出力:30.4PS/L(22.3kW/L);排気浄化装置:なし;掃気方式:ユニフローポート給気頭上弁排気;掃除機:ルーツブロワー;燃料噴射:ボッシュ式列型ポンプ・密閉多孔ノズル;クラッチ:乾燥単板式;終減速機:70度スパイラルベベル減速比4.75;減速比:1.055×4.75;最高速度:73km/h;燃費率:3.7km/L(60km/h);加速性能:0-435m40sec61km/h;特徴(駆動系):エンジンは横置きで70度のアングルドライブを介して駆動する

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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