気囊(読み)きのう(英語表記)air sac

翻訳|air sac

世界大百科事典 第2版の解説

きのう【気囊 air sac】

鳥類特有の器官で,に付随した薄膜の袋。内部に空気を満たし,その機能は主として体温調節であるが,肺につながった空気袋として,肺に通ずる空気の流通の効率を高める働きももっている。ただし,気囊自体は血管がほとんど分布していないので,ガス交換を行うことはできない。 気囊系は通常1個の鎖骨間気囊とそれぞれ1対のけい)気囊・前胸気囊・後胸気囊・腹気囊の9個の気囊から成り,各気囊は体腔筋肉内臓の間にさまざまな形で入り込み,多くの鳥では各種の骨のなかにも入っている。

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世界大百科事典内の気囊の言及

【鳥類】より

…鳥類のおもな特徴をあげると,(1)体は羽毛で覆われている,(2)前肢は変形して翼となり,後肢のみで体を支える,(3)体温は定温性,(4)卵生であるが,雛は両親の保育を受けるなどである。このほかにも,骨は含気性で軽いとか,気囊をもっているとか,現生の鳥には歯がないとか,いろいろの特徴がある。 羽毛は表皮の変形物で,発生学的には哺乳類の毛や爬虫類のうろこと同じものであるが,鳥以外に羽毛をもつ動物はいない。…

※「気囊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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