水上八幡神社(読み)みなかみ・はちまんじんじや

日本歴史地名大系 「水上八幡神社」の解説

水上八幡神社
みなかみ・はちまんじんじや

[現在地名]鶴岡市水沢

水沢みずさわ楯河原たてがわらにある。宝暦九年(一七五九)の神社改書上明細控(楯河原区有文書)には正八幡、神社略記(同文書)には水上正八幡、「筆濃余理」には神楽館かぐらだて八幡とあり、近村田川の東八幡に対し西八幡ともいわれた。上三神主祭神として闇神・事代主神・溝姫神、下三神合祀祭神として誉田別神・息長足姫神・比神が祀られている。旧郷社。創建年代は不明。口碑によると、水沢村の南西の宇幣うえ(現熊野長峰)龍頭りゆうず池のほとりにあったこもり大明神、別名水分みくまり神を延長年間(九二三―九三一)石山いしやま大杉のもとに移し、さらに寛治年間(一〇八七―九四)山城石清水いわしみず八幡宮勧請、安貞年間(一二二七―二九)に現在の神楽館の地に移したものという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「水上八幡神社」の解説

水上八幡神社

山形県鶴岡市にある神社。室町時代後期に建てられたとされる茅葺屋根の本殿は国の重要文化財に指定されている。

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