水原弘(読み)ミズハラ ヒロシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「水原弘」の解説

水原 弘
ミズハラ ヒロシ


職業
歌手 俳優

本名
高和 正弘

生年月日
昭和10年 11月1日

出生地
東京市 深川区門前仲町(東京都 江東区)

学歴
赤坂商〔昭和29年〕卒

経歴
ハワイアン・バンドからダニー飯田パラダイスキングに移リ、昭和32年日劇の「ウェスターンカーニバル」で熱狂的な人気を浴びる。34年東芝レコードに入社、同年東宝映画「青春に賭けろ」の挿入歌「黒い花びら」を歌い、大ヒットし第1回日本レコード大賞を受賞。独特のサビをきかせた低音の魅力と倦怠感をただよわせた歌のムード世相とマッチし、つづく「黒の落葉」などのヒット曲で脚光を浴びる。また「黒い花びら」「ドドンパ酔虎伝」「黒い三度笠」など映画にも出演。その後、次第にヒノキ舞台から姿を消したが、41年「君こそわが命」の大ヒットでカムバック、レコード大賞歌唱賞を受賞した。無類の酒好きから肝臓を病み、巡業先の福岡で倒れそのまま帰らぬ人となった。他の代表曲に「へんな女」「お嫁に行くんだね」など。

受賞
日本レコード大賞(第1回)〔昭和34年〕「黒い花びら」,ゴールデン・アロー賞(取材協力賞 第5回 昭42年度),日本レコード大賞歌唱賞(第9回)〔昭和42年〕「君こそわが命」,日本レコード大賞大賞制定15周年記念賞(第15回)〔昭和48年〕「君こそわが命」

没年月日
昭和53年 7月5日 (1978年)

伝記
昭和芸能 奇・偉人伝黒い花びら酒と博奕喝采日日 江本 弘志 著村松 友視 著矢野 誠一 著(発行元 新風舎河出書房新社文芸春秋 ’06’05’97発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「水原弘」の解説

水原 弘
ミズハラ ヒロシ

昭和期の歌手,俳優



生年
昭和10(1935)年11月1日

没年
昭和53(1978)年7月5日

出生地
東京市

本名
高和 正弘

学歴〔年〕
赤坂商〔昭和29年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本レコード大賞(第1回)〔昭和34年〕「黒い花びら」,ゴールデン・アロー賞(取材協力賞 第5回 昭42年度),日本レコード大賞歌唱賞(第9回)〔昭和42年〕「君こそわが命」,日本レコード大賞大賞制定15周年記念賞(第15回)〔昭和48年〕「君こそわが命」

経歴
ハワイアン・バンドからダニー飯田とともにパラダイスに移ったあと、昭和32年日劇の「ウエスターンカーニバル」で熱狂的な人気を浴びる。34年東芝レコードに入社、同年東宝映画「青春に賭けろ」の挿入歌「黒い花びら」を歌い、大ヒットし第1回日本レコード大賞を受賞。独特のサビをきかせた低音の魅力と倦怠感をただよわせた歌のムードが世相とマッチし、つづく「黒の落葉」などのヒット曲で脚光を浴びる。また「黒い花びら」「ドドンパ酔虎伝」「黒い三度笠」など映画にも出演。その後、次第にヒノキ舞台から姿を消したが、41年「君こそわが命」の大ヒットでカムバック、レコード大賞歌唱賞を受賞した。無類の酒好きでエピソードも数多いが、結局、それらが命取りに。他の代表曲に「へんな女」「お嫁に行くんだね」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水原弘」の解説

水原弘 みずはら-ひろし

1935-1978 昭和時代後期の歌手。
昭和10年11月1日生まれ。東芝レコードにはいり,昭和34年デビュー曲の永六輔作詞,中村八大作曲「黒い花びら」で第1回日本レコード大賞を受賞。独特の低音と歌唱力で人気をえた。ほかに「君こそわが命」のヒットがある。昭和53年7月5日急死。42歳。東京出身。赤坂商業卒。本名は高和正弘。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「水原弘」の解説

水原 弘 (みずはら ひろし)

生年月日:1935年11月1日
昭和時代の歌手
1978年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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