水品春樹(読み)ミズシナ ハルキ

20世紀日本人名事典 「水品春樹」の解説

水品 春樹
ミズシナ ハルキ

大正・昭和期の舞台監督,演劇評論家,新劇史研究家 日本舞台監督協会会長。



生年
明治32(1899)年1月3日

没年
昭和63(1988)年10月19日

出身地
長野市

本名
水品 福多

学歴〔年〕
専修大学〔大正8年〕中退

主な受賞名〔年〕
演劇功労者〔昭和29年〕,芸能功労者表彰〔昭和59年〕

経歴
大正13年築地小劇場創立と同時に演出部に入り、小山内薫の演出助手となる。昭和13年より新協劇団。戦後、22年民衆芸術劇場(現・劇団民芸)に移り、文芸演出部に所属。「夜明け前」「火山灰地」「セールスマンの死」などの舞台監督を務めた。俳優教育にも熱心で29年劇団民芸内に水品演劇研究所を設立、主宰。また、49年日本舞台監督協会設立以来会長をつとめた。著書に「築地小劇場史」「舞台監督の仕事」「小山内薫と築地小劇場」「俳優芸術の基礎」「演劇の道」「新劇去来」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水品春樹」の解説

水品春樹 みずしな-はるき

1899-1988 大正-昭和時代の舞台監督。
明治32年1月3日生まれ。築地(つきじ)小劇場で小山内薫(おさない-かおる)の演出助手となる。のち新協劇団,劇団民芸に所属,舞台監督の職能をはじめて確立した。舞台監督協会初代会長。昭和63年10月19日死去。89歳。長野県出身。専修大中退。本名は福多。著作に「小山内薫と築地小劇場」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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