水害防備林(読み)すいがいぼうびりん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水害防備林」の意味・わかりやすい解説

水害防備林
すいがいぼうびりん

多量の降雨などによって洪水の起るおそれのある河川の両側や片側にあって,雨水の急激な流入,土砂の流下を防ぎ,堤防の保護を目的とする森林。下草のある森林や樹竹混合林では,水制,水こし,遊水効果をも発揮することが期待できる。日本では森林法によって,保安林に指定されると,伐採や土石採取が禁止または制限される。山梨県の信玄堤と呼ばれる釜無川東岸の堤防には,氾濫にそなえて武田信玄が植えたけやき,えのき,竹などを主体とした水防林があり,1915年保安林に編入された。

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