水川八重子(読み)ミズカワ ヤエコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「水川八重子」の解説

水川 八重子
ミズカワ ヤエコ


職業
女優

本名
角西 ヤエ子

生年月日
大正7年 2月15日

出生地
東京市 浅草区(東京都)

学歴
工野高女〔昭和10年〕卒

経歴
昭和10年大都映画に入社、同年「御存知猿飛佐助」に脇役デビュー。以後、主に時代劇の相手役として可憐な姿を見せるようになり、売れっ子になる。14年軍隊帰りの近衛十四郎主演作品に助演し、その後も相手役をつとめ、16年近衛と結婚。17年戦時統合で大映に吸収される大都の最後の作品となった佐伯幸三監督「宮本武蔵決戦般若坂」に武蔵にふんした近衛と共演して、退社。戦中戦後の10年間は近衛と一座を組んで地方を巡業、28年近衛の映画カムバック以後は芸能界を引退。他の出演映画に「曲斬り八天狗」「山岳悲歌・青春涙あり」「幕末剣豪陣」など。

没年月日
昭和51年 7月25日 (1976年)

家族
夫=近衛 十四郎(俳優),長男=松方 弘樹(俳優),二男=目黒 裕樹(俳優)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「水川八重子」の解説

水川 八重子
ミズカワ ヤエコ

昭和期の女優



生年
大正7(1918)年2月15日

没年
昭和51(1976)年7月25日

出生地
東京市浅草区

本名
角西 ヤエ子

学歴〔年〕
工野高女〔昭和10年〕卒

経歴
昭和10年大都映画に入社、同年「御存知猿飛佐助」に脇役でデビュー。以後、主に時代劇の相手役として可憐な姿を見せるようになり、売れっ子になる。14年軍隊帰りの近衛十四郎主演作品に助演し、その後も相手役をつとめ、16年近衛と結婚。17年戦時統合で大映に吸収される大都の最後の作品となった佐伯幸三監督「宮本武蔵決戦般若坂」に武蔵にふんした近衛と共演して、退社。戦中戦後の10年間は近衛と一座を組んで地方を巡業、28年近衛の映画カムバック以後は芸能界を引退。他の出演映画に「曲斬り八天狗」「山岳悲歌・青春涙あり」「幕末剣豪陣」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水川八重子」の解説

水川八重子 みずかわ-やえこ

1918-1976 昭和時代の女優。
大正7年2月15日生まれ。近衛十四郎の妻。昭和10年大都映画にはいり,「御存知猿飛佐助」でデビュー。おもに時代劇で活躍。結婚後は近衛と一座をくんで10年間地方を巡業した。松方弘樹,目黒祐樹の母。昭和51年7月25日死去。58歳。東京出身。上野高女卒。本名は角西ヤエ子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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