水府提灯(読み)すいふちょうちん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「水府提灯」の解説

水府提灯[提灯・和傘]
すいふちょうちん

関東地方茨城県地域ブランド
水戸市で製作されている。江戸時代水戸藩が当時必需品であった提灯製造を奨励した。篠竹でできた提灯の内側の竹ひごを、一本ずつ輪にし糸で結う一本掛けでつくるため、頑丈さで知られる。現在も工法を変えずに和紙を貼った弓張り提灯・奉納提灯・盆提灯看板提灯などがつくられている。茨城県郷土工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「水府提灯」の解説

水府提灯

茨城県水戸市を中心生産される、丈夫で型崩れしにくい提灯。江戸時代には水戸藩により生産が奨励された。水府は水戸の別称。茨城県郷土工芸品に指定

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android