デジタル大辞泉 「水浅葱」の意味・読み・例文・類語 みず‐あさぎ〔みづ‐〕【水浅×葱/水浅黄】 1 薄い浅葱色。みず色。2 《1の色をしていたところから》江戸時代の囚人服。「親分は―迄着た男」〈柳多留・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「水浅葱」の意味・読み・例文・類語 みず‐あさぎみづ‥【水浅葱・水浅黄】 〘 名詞 〙① 薄いあさぎ色。水浅葱色。〔雑俳・鳥おどし(1701)〕[初出の実例]「町人の葬礼に、水浅葱(ミヅアサギ)の上下着るを笑ひ」(出典:談義本・当風辻談義(1753)三)② ( ①の色をしていたところから ) 江戸時代の囚人服。[初出の実例]「おやぶんは水浅黄迄着た男」(出典:雑俳・柳多留‐四(1769)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
色名がわかる辞典 「水浅葱」の解説 みずあさぎ【水浅葱】 色名の一つ。JISの色彩規格では「やわらかい青緑」としている。一般に、薄い浅葱色のこと。ややくすんだ濃い水色をさす。藍あいの染料を水増しして薄め、それで染色した浅葱色ともいわれる。江戸時代に流行した浅葱色のバリエーション。布地を藍の入った甕かめの液にほんの少し浸したことを意味する甕覗のぞきも藍染の薄い色だが、それよりも灰みがかっている。江戸時代の囚人服にこの色があったとされる。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報