水越峠(読み)みずこしとうげ

日本歴史地名大系 「水越峠」の解説

水越峠
みずこしとうげ

大和と河内の国境、金剛山(一一一二・二メートル)・葛城山(九五九・七メートル)にまたがる峠。標高五一七メートル。古名ミコシ越。大和側では谷が浅く急峻、河内側は長くなだらかな傾斜。大和側の大字関屋(せきや)に葛城水分(かつらぎみくまり)神社があり、河内側の現大阪府南河内郡千早赤阪村大字水分(すいぶん)にも建水分(たけみくまり)神社があって、ともに式内社で、古くから峠の水が重要視されていたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「水越峠」の意味・わかりやすい解説

水越峠
みずこしとうげ

大阪府南河内(みなみかわち)郡千早赤阪(ちはやあかさか)村と奈良県御所(ごせ)市との境にある峠。標高516メートル。金剛(こんごう)山地を東西に横切る富田林(とんだばやし)街道(国道309号)の峠で、古くから南河内と南大和(やまと)を結ぶ主要街道であった。大阪府側に流れる水越川上流の水を人工導水路で奈良県側の谷に落としているほか、峠の北の谷水も峠を越して人工的に奈良県側に流していることから水越峠の名がある。

[前田 昇]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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