水野分長(読み)みずの わけなが

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水野分長」の解説

水野分長 みずの-わけなが

1562-1623 織豊-江戸時代前期の武将,大名
永禄(えいろく)5年生まれ。水野忠分(ただちか)の長男徳川家康の生母伝通院(於大の方)の甥(おい)。長久手(ながくて)の戦い,小田原攻めで戦功をたて家康大番頭(おおばんがしら)となる。慶長11年三河(愛知県)新城(しんしろ)藩主水野家初代。1万石。2代将軍秀忠,水戸藩主徳川頼房(よりふさ)につかえた。元和(げんな)9年3月1日死去。62歳。名は「ちかなが」ともよむ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の水野分長の言及

【尾張国】より

…家康の四男松平忠吉が清須城主52万石に封ぜられ尾張の大部分を領し,犬山城には忠吉の重臣小笠原吉次が入り1万石を領した。家康の生母の甥水野分長が故地の知多郡緒河城(東浦町)9820石に封ぜられたが,5年後に三河新城(しんしろ)に移され,忠吉はほぼ尾張一国を領した。07年忠吉は病死し嗣子がなく絶家。…

※「水野分長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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