水陸機動団(読み)スイリクキドウダン(英語表記)Amphibious Rapid Deployment Brigade

デジタル大辞泉 「水陸機動団」の意味・読み・例文・類語

すいりく‐きどうだん【水陸機動団】

水陸両用作戦能力を備えた陸上自衛隊部隊。海に囲まれ、多数の島を有する領土他国に侵略された際に、海上から迅速に展開し、奪回することを任務とする。平成30年(2018)創設。水機団

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共同通信ニュース用語解説 「水陸機動団」の解説

水陸機動団

島へ上陸する水陸両用戦を専門とする離島防衛部隊。上陸の手段は、輸送機オスプレイやヘリコプターボート、ホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)、水陸両用車AAV7を想定する。水陸戦の能力向上に先駆的に取り組んでいた西部方面普通科連隊母体に、2018年3月発足拠点は連隊の当時から長崎県佐世保市の相浦あいのうら駐屯地にあり、米海兵隊との離島奪還訓練「アイアン・フィスト」に主力として参加してきた。今回は2月16日から3月12日の約1カ月間で、鹿児島県の徳之島喜界島に加え、沖縄県では米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古沿岸部に隣接する米軍キャンプ・シュワブの水域など多数の米軍施設が訓練場所となっている。

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知恵蔵mini 「水陸機動団」の解説

水陸機動団

陸上自衛隊の水陸両用作戦部隊。拠点は長崎県佐世保市の相浦(あいうら)駐屯地。米海兵隊がモデルであることから「日本版海兵隊」とも呼ばれる。島嶼(とうしょ)部が侵攻された場合に、海上から上陸して奪還作戦を行うことを主な任務とする。中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島など南西諸島の防衛力強化を目的に、2018年3月に創設された。部隊の発足に伴って水陸両用車AAV7が配備され、輸送機オスプレイの導入も予定されている。

(2018-4-10)

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