氷頭膾(読み)ヒズナマス

デジタル大辞泉 「氷頭膾」の意味・読み・例文・類語

ひず‐なます〔ひヅ‐〕【氷頭×膾】

サケなどの頭の軟骨を薄切りにしてつくったなます 秋》「―前歯応へて呉れにけり/時彦

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精選版 日本国語大辞典 「氷頭膾」の意味・読み・例文・類語

ひず‐なますひヅ‥【氷頭膾】

  1. 〘 名詞 〙 氷頭を薄切りにして作った膾。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「ヒスナマス シラカ入」(出典:松屋会記‐久政茶会記・天正一四年(1586)一〇月一三日)
    2. [その他の文献]〔俳諧・手挑灯(1745)〕

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日本の郷土料理がわかる辞典 「氷頭膾」の解説

ひずなます【氷頭膾】


北海道東北北陸など鮭の産地郷土料理で、薄切りにした氷頭(ひず)と、大根にんじんを合わせて甘酢で和えたもの。氷頭は、鮭の頭の軟骨。

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