永井博(読み)ながい ひろし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永井博」の解説

永井博 ながい-ひろし

1921- 昭和後期-平成時代の哲学者
大正10年1月1日生まれ。東京教育大助教授,筑波大教授をつとめ,昭和59年東海大教授となる。基礎科学の理論的成果もとに「人間と世界の形而上学」をあらわし,あたらしい形而上学を提唱。平成8年学士院会員。愛知県出身。東京文理大卒。著作に「ライプニッツ哲学研究」「現代自然哲学の研究」「生命論の哲学的基礎」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の永井博の言及

【数理哲学】より

…現代の連続問題の研究は急速に進展している。日本でも数理哲学は着実な成果をあげており,田辺元《数理哲学研究》(1925),下村寅太郎《無限論の形成と構造》(1944),永井博《数理の存在論的基礎》(1961)と続く思想の系譜が成立している。また近時の分析哲学も数理哲学と深くかかわっている。…

※「永井博」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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