日本歴史地名大系 「汐見町」の解説 汐見町しおみちよう 北海道:渡島支庁函館市旧函館区地区函館汐見町[現在地名]函館市元町(もとまち)・青柳町(あおやぎちよう)明治一四年(一八八一)七月に南新(みなみしん)町が三分割されてできた町名の一つで(「事業報告」第一編)、旧南新町の山手側を中心に設定された。函館の上水道敷設に伴って明治二二年当地に配水池が設置されている。同三〇年の戸数三六・人口一三〇(伊藤鋳之助文書)。同四二年の町域面積は六万九千三八二坪(函館区統計)。大正九年(一九二〇)の第一回国勢調査時には世帯数一一三・人口五四四。昭和七年(一九三二)にNHK函館放送局が開局。 汐見町しおみちよう 北海道:根室支庁根室市汐見町[現在地名]根室市汐見町明治二一年(一八八八)から同三三年までの根室郡の町。明治二一年七月根室市街の東方、根室村根室別(ねむろべつ)が分割区画されて汐見町一―三丁目が設置された(状況報文)。ネムロベツ川の左岸、市街地の北東端部に位置し、当時の根室市街地中で最も面積が小さかった。明治一三年開拓使がネムロベツの河口近くの左岸に製革所を建てた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報