汗馬(読み)カンバ

デジタル大辞泉 「汗馬」の意味・読み・例文・類語

かん‐ば【汗馬】

馬を走らせて汗をかかせること。また、走って汗をかいた馬。
1日に千里を走るような名馬駿馬しゅんめ。→汗血の馬

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精選版 日本国語大辞典 「汗馬」の意味・読み・例文・類語

かん‐ば【汗馬】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬を走らせて汗をかかせること。また、その馬をいう。
    1. [初出の実例]「Canbauo(カンバヲ)ヤスムル〈訳〉汗をかいている馬を休める」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. ( 中国で大宛国から出た馬が血のような汗を出し、これを汗血馬といったところから ) 駿馬(しゅんめ)。名馬。
    1. [初出の実例]「従前汗馬无人識、只要重論蓋代功」(出典:宝覚真空禅師録(1346)乾・豊州蒋山興聖万寿禅寺語録)
    2. 「徒立(かちだち)の兵汗馬(カンバ)に懸け悩まされ」(出典:太平記(14C後)二六)

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普及版 字通 「汗馬」の読み・字形・画数・意味

【汗馬】かんば

戦場をはせめぐる。汗馬の功。〔史記、晋世家〕夫(そ)れ我をくに仁義を以てし、我を防(まも)るに惠を以てするは、此れ上賞を受けん。~矢石、汗馬の勞は、此れ復(ま)た賞を受けん。

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