江州商人(読み)ごうしゅうしょうにん

精選版 日本国語大辞典 「江州商人」の意味・読み・例文・類語

ごうしゅう‐しょうにんガウシウシャウニン【江州商人】

  1. 〘 名詞 〙 江州近江国=滋賀県出身商人のこと。古くは近江の商人(あきひと)ともいい、明治以降は近江商人(おうみしょうにん)と称された。中世社寺庇護もとに活躍し、隊商を組むのを特色とした。江商(ごうしょう)
    1. [初出の実例]「江州商人に舟をしたてかはすましき者也」(出典:敦賀道川文書‐文亀二年(1502))

ごうしゅう‐あきんどガウシウ‥【江州商人】

  1. 〘 名詞 〙ごうしゅうしょうにん(江州商人)

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世界大百科事典(旧版)内の江州商人の言及

【近江商人】より

…近江商人は江州(ごうしゆう)商人ともいわれ,江戸時代には全国的な流通販売網を掌握し,徹底した利潤追求のために〈近江泥坊〉とも呼ばれたほどである。近江商人の起源については朝鮮からの渡来人説などの諸説があるが,多くは京都に近接し,東海・東山・北陸の3道の集中する蒲生(がもう)・神崎(かんざき)・愛知(えち)・坂田の4郡に出自し,その地域が京都への物資の集散に従事する地理的条件下にあることに共通性をもつ。…

※「江州商人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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