江戸小咄(読み)えどこばなし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江戸小咄」の意味・わかりやすい解説

江戸小咄
えどこばなし

明和~安永 (1764~81) 頃,江戸で流行した寸話的な笑話。数多くつくられ,また口演された。それまでの上方でつくられた上方好みの軽口咄に対し,江戸好みの軽妙洒脱な味わいと,簡潔な会話を特徴とする。江戸刊行の咄本,木室卯雲 (ぼううん) の『鹿の子餅』 (72) ,小松屋百亀の『聞上手』 (73) ,蜀山人の『鯛の味噌津』 (79) などの小咄に代表される。作者で口演者には烏亭焉馬 (うていえんば) がいた。その話芸は現在の落語のなかに伝承されている。

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