池ノ平山(読み)いけのだいらやま

日本歴史地名大系 「池ノ平山」の解説

池ノ平山
いけのだいらやま

つるぎ岳北稜の一角にそびえる岩山。標高二五六一メートル。宇奈月うなづき町・上市かみいち町・立山町三町の境界上にあり、そのタケノコを突立てたような特異な山容は富山平野のいたる所から見え、劔岳の壮大な景観の一翼を担っている。東側には池ノ平の池塘ちとう湿原(古名劔池)および樹叢中の仙人せんにん池があり、いわゆる裏劔うらつるぎ秘境とされる。付近には池ノ平小屋および仙人池ヒュッテがあって、同地から池ノ平山への登頂は容易。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android