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劔岳(読み)つるぎだけ

百科事典マイペディアの解説

劔岳【つるぎだけ】

剣岳とも書く。富山県東部,立山の北側にある山。標高2999m。古来より神聖不可踏の山として畏敬(いけい)されていた。片麻岩質のセン緑岩からなり,北は池ノ平山,南は前劔,劔御前に連なる。山体の険しさで知られ,特に東斜面は懸垂氷食谷の平蔵谷,長次郎谷,三ノ窓が深く刻み,その間に日本アルプスの代表的岩登りの場とされる八ッ峰(やつみね)や源次郎尾根がある。劔御前東麓の劔沢小屋,西の早月尾根末端の馬場島(ばんばじま)から登山路がある。
→関連項目木暮理太郎ジャンダルム中部山岳国立公園富山[県]日本百名山

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世界大百科事典 第2版の解説

つるぎだけ【劔岳】

富山県東部,中新川郡上市町と立山町との境にそびえる飛驒山脈北部の山。立山の北に位置し,標高は2998m。主として古期セン緑岩で構成され,それを輝緑岩が貫いている。これらの岩石の節理とその系統に沿って多くの垂直の割れ目があり,これを浸食した雪氷の働きによって,剣を立てたような峻険な山容が形成されている。山頂からは,北西側に小窓尾根,早月尾根,南東側に八峰,長次郎尾根,源次郎尾根など,いくつかの岩峰が派出し,これらの岩尾根にはさまれて,池ノ谷(いけのたん)や大窓,小窓,三ノ窓の雪渓など,この地方で〈窓〉とよばれる懸垂氷食谷がみられる。

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