汪えん(読み)おうえん(その他表記)Wang Wan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「汪えん」の意味・わかりやすい解説

汪えん
おうえん
Wang Wan

[生]天命9(1624)
[没]康煕29(1690)
中国,清初の文学者。江蘇省長州県の人。字,ちょう文 (ちょうぶん) 。号,鈍庵。順治 12 (1655) 年進士に及第,一度引退したが,のち博学鴻詞科に合格し翰林院編修に任じられ,やがて辞職して帰郷,蘇州の堯峰 (ぎょうほう) のふもとに隠居した。その名によって,堯峰とも号した。唐宋八家の自由な散文を重んじ,明の帰有光の影響を受けていて,清代初期の散文,特に叙事文の大家として知られるが,経学にも深い学識をもち,経学と文学との一致を主張した。著書『鈍翁類稿』正続 118巻を晩年に自分で改編して『堯峰文鈔』 50巻とした。

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