精選版 日本国語大辞典 「沓の役」の意味・読み・例文・類語 くつ【沓】 の 役(やく) 儀式参列、正式の外出などの折、主人の乗物の乗り降り、建物の出入りなどにその履物の脱着、保管に当たる役。また、その人。武家にあっては昵近(じっきん)の者の役とされていた。沓の手長。[初出の実例]「右は摂津掃部頭能直、薄色の指貫、白青織物の狩衣著て沓の役に候す」(出典:太平記(14C後)四〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例