共同通信ニュース用語解説 「沖縄の米軍基地」の解説
沖縄の米軍基地
1952年のサンフランシスコ平和条約発効で沖縄が米施政権下に置かれると、米軍は「銃剣とブルドーザー」と呼ばれる強引な手法で民間地を接収し、基地を拡大した。50年代の台湾海峡危機や冷戦激化で核兵器の配備も進み、ベトナム戦争では嘉手納基地が米軍の出撃拠点に。多発する米軍による事件や事故は、住民の反米感情や復帰運動の高まりにつながった。72年の日本復帰後も基地は集中し、国土面積の約0・6%の沖縄県に在日米軍専用施設面積の約7割が存在する。
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