デジタル大辞泉 「沛然」の意味・読み・例文・類語 はい‐ぜん【×沛然/×霈然】 [ト・タル][文][形動タリ]雨が勢いよく降るさま。「―として驟雨が来る」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「沛然」の意味・読み・例文・類語 はい‐ぜん【沛然・霈然】 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙① 大きいさま。盛大なさま。[初出の実例]「賜餞、賜詩、天沢霈然」(出典:性霊集‐三(835頃)贈伴按察平章事赴陸府詩)[その他の文献]〔孟子‐離婁上〕② 雨の一時に盛んに降るさま。[初出の実例]「法雨霈然一草一木莫レ不レ被二其沢一也」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)一)[その他の文献]〔孟子‐梁恵王・上〕③ 一度に勢力や活力などが湧きだすさま。[初出の実例]「平和主義なるもの出で沛然として江河を決するが如く之を防ぐ能はざる勢となれり」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「沛然」の読み・字形・画数・意味 【沛然】はいぜん さかんなさま。〔孟子、梁恵王上〕天、油然(いうぜん)として雲を作(おこ)し、沛然として雨を下さば、則ち、然として之れに興(お)きん。其れ是(かく)の如くならば、孰(たれ)か能く之れを禦(とど)めん。字通「沛」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報