河村益根(読み)かわむら ますね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河村益根」の解説

河村益根 かわむら-ますね

1756-1819 江戸時代後期の国学者,儒者。
宝暦6年1月12日生まれ。河村秀根次男。家学の国学をおさめ,岡田新川儒学をまなぶ。生涯仕官せず,父の仕事をついで「続紀集解(しゅうげ)」など五国史の注釈書をあらわした。雅楽をこのみ,その演奏にすぐれた。文政2年11月12日死去。64歳。尾張(おわり)(愛知県)出身。通称は培二郎。号は乾堂,上野。著作はほかに「紀典学解釈」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android