泊宿(読み)とまりやど

精選版 日本国語大辞典 「泊宿」の意味・読み・例文・類語

とまり‐やど【泊宿】

  1. 〘 名詞 〙 宿屋。はたごや。旅宿
    1. [初出の実例]「春宵一匁五分の算用〈西鶴〉 泊り宿帰雁の口につぶやきて〈豊流〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「泊宿」の解説

泊宿
とまりしゆく

[現在地名]朝日町泊

東に親不知おやしらず子不知こしらず(現新潟県青海町)難所、西に黒部四十八ヵ瀬の急流があり、さらにここから北陸街道が上街道・下街道の二筋に分れることもあって、重要な宿駅であった。正保四年(一六四七)の「越中道記」によると、泊宿は越後国境のさかい川から一里一七町の所にあり、入膳にゆうぜん宿(現入善町)までは赤川あかがわ村、横山よこやま(現入善町)を経由して一里二八町一二間であった。享保三年(一七一八)泊町が現在地に移転したので、入膳宿との間には新しく東草野ひがしくさの村・西草野村、古黒部ふるくろべ村・藤原新ふじはらしん村・椚山新くぬぎやましん村・君島きみじま(現入善町)などを通る道がつけられ、その距離は一里二七町となった。上街道の舟見ふなみ宿(現同上)への道程は三町ほど短縮され二里二九町となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

普及版 字通 「泊宿」の読み・字形・画数・意味

【泊宿】はくしゆく

宿る。

字通「泊」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android