法定寺
ほうじようじ
[現在地名]浦川原村法定寺
法定寺集落の北西の山頂南花尾にある。真宗大谷派、本尊は阿弥陀如来。大同年間(八〇六―八一〇)行基開創と伝え、平安末期以降真言密教の大寺として村内西谷・東谷には七堂伽藍が並び立ったと伝える。現在は釈迦堂・本堂を残すのみだが、周辺には大堂・今見堂・法光坊・十二神地・円行寺などの地字がみられる。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図では「法定寺分法定寺村」とあり、法定寺村を寺領としている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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