泣く子と地頭には勝てぬ(読み)ナクコトジトウニハカテヌ

デジタル大辞泉 「泣く子と地頭には勝てぬ」の意味・読み・例文・類語

地頭じとうにはてぬ

聞き分けのない子や横暴な地頭とは、道理で争っても勝ち目はない。道理の通じない相手には、黙って従うしかない。

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ことわざを知る辞典 「泣く子と地頭には勝てぬ」の解説

泣く子と地頭には勝てぬ

道理の通じない子供や権力者とは、争ってもどうにもならない。

[使用例] 泣く子と地頭にゃ勝てないというが、将棋界は、スポンサーである新聞社には勝てません。組織の一員にすぎない私が、どんなにわめき立ててみても、しょせんはゴマメの歯ぎしりです[升田幸三名人に香車を引いた男|1980]

[解説] 「泣く子」と「地頭」が並列され、いずれも手に負えないものですが、主眼後者にあります。江戸時代の「地頭」は、幕府や各藩が家臣に与えた知行領地)の領主のことで、地域の徴税司法に強い権限を持ち、「地頭に法なし」ともいわれました。

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