注入教授法(読み)ちゅうにゅうきょうじゅほう(その他表記)cramming

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「注入教授法」の意味・わかりやすい解説

注入教授法
ちゅうにゅうきょうじゅほう
cramming

教師が所定の教育内容を一方的に生徒に教え込む教授法。おのずから教師中心,教科書中心の授業となり,没個性的な画一主義,形式主義に流れやすい。前近代的教育では,もっぱらこの方法が用いられた。 J.コメニウスの直観教授法,J.-J.ルソーの児童の個性尊重の教育観,J.ペスタロッチの開発教授法,アメリカの新教育運動の経験学習などが唱道され,児童の自発性,創造性,行動などを基調とする児童中心主義の教授,学習法が創案されるに及んで,ようやく注入教授の弊害が克服されるようになったが,悪条件の教育環境のもとでは,現代でもなお注入主義に流れる危険性がある。

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