泰安寺(読み)たいあんじ

日本歴史地名大系 「泰安寺」の解説

泰安寺
たいあんじ

[現在地名]津山市西寺町

浄土宗、天崇山と号し、本尊阿弥陀如来。宝永町絵図では涅槃ねはん寺と記される。城下三ヵ寺の一で、同町絵図によると西寺町南東角の浄土宗寺院の集合区域中央に位置し、東は成道じようどう寺、南は鉄砲てつぽう町裏、北は道を隔てて宗堅そうけん寺。境内は東西四〇間・南北七二間。前蓮社眼誉の開基。眼誉は森氏の旧領美濃金山かねやま涅槃(現岐阜県可児郡兼山町)の僧で、森忠政に従い、美濃金山から信濃国川中島に、慶長八年(一六〇三)津山に移り、一寺を建立して覚王山涅槃寺と号した(津山誌)。「武家聞伝記」正保元年(一六四四)五月条に涅槃寺本堂建立、明暦元年(一六五五)二月一五日条に鉄砲町の河原で涅槃寺の釣鐘を鋳たことを記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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