津山(読み)つやま

日本大百科全書(ニッポニカ)「津山」の解説

津山
つやま

宮城県北東部、本吉郡(もとよしぐん)にあった旧町名(津山町(ちょう))。現在は登米(とめ)市の南東部を占める地域。旧津山町は、1954年(昭和29)柳津(やないづ)町と横山村が合併して成立。町名は合併町村の各一字を採用。2005年(平成17)迫(はさま)、登米(とよま)、東和(とうわ)、中田(なかだ)、豊里(とよさと)、米山(よねやま)、石越(いしこし)、南方(みなみかた)の8町と合併して市制施行し、登米市となった。西端を北上川が南流し、柳津付近で旧北上川が西へ分流する。中部、東部は北上高地南部の丘陵性山地をなし、水田は北上川とその支流南沢(みなみざわ)川流域に分布する。JR気仙沼(けせんぬま)線BRT(バス高速輸送システム)と国45号、342号が通じる。中心地区の柳津は近世以降、北上川舟運の要地であり、近世中期には仙台藩の家臣布施氏の居所であった。また東浜街道の宿場でもあった。明治末期から杉の植林が行われ、現在も山林の約80%は人工林で、津山杉として知られる。木製の大鳥居がある柳津虚空蔵(こくうぞう)堂と、国指定重要文化財の不動明王座像が安置された横山の不動尊堂があり、一帯の樹林は三陸復興国立公園(旧、南三陸金華山国定公園)の一部。横山のウグイ生息地は国の天然記念物。

[後藤雄二]

『『津山町史』全4巻(1989~1993・津山町)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「津山」の解説

津山
つやま

宮城県北東部,登米市南東部の旧町域。北上高地西斜面に位置する。 1954年町制。 2005年町,登米町,東和町,中田町,豊里町,米山町,石越町,南方町の8町と合体して登米市となった。大半が北上高地の丘陵地帯で,津山杉の美林がある。中心地区の柳津北上川の古い河港で,東浜街道と一関街道 (いずれも国道 45号線) の宿場町米作林業が行なわれる。南部の大柳津には日本三虚空蔵尊の一つがある。東部の横山には日本三不動の一つ横山不動尊があり,境内ウグイ生息地は国の天然記念物。

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精選版 日本国語大辞典「津山」の解説

つやま【津山】

岡山県北東部の地名津山盆地の中心都市。古代美作国国府国分寺が置かれた地で、江戸時代は森氏一八万六千五百石、のち松平氏十万石の城下町、吉井川水運の終点として栄え、足袋(たび)縫製および和紙特産で知られた。昭和四年(一九二九)市制。

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