洗滌(読み)センデキ

デジタル大辞泉 「洗滌」の意味・読み・例文・類語

せん‐でき【洗×滌】

[名](スル)せんじょう(洗浄)

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精選版 日本国語大辞典 「洗滌」の意味・読み・例文・類語

せん‐でき【洗滌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せんてき」とも ) 洗いそそぐこと。洗い清めること。また、比喩的に、除き改めること。せんじょう。
    1. [初出の実例]「翻此徳海、洗滌四恩」(出典:性霊集‐七(835頃)為菅平章事願文)
    2. 「先輩専制の弊習を洗滌せよ」(出典:政党評判記(1890)〈利光鶴松〉一)
    3. 「近くの町医者へ行って傷口を洗滌(センデキ)して貰ひ」(出典小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉下)
    4. [その他の文献]〔木華‐海賦〕

せん‐じょう‥デウ【洗滌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「せんでき」の誤読が慣用化したもの ) =せんでき(洗滌)〔音訓新聞字引(1876)〕
    1. [初出の実例]「女子は恰も男子の奴隷の如く為り来りし陋習宿弊を洗滌(センデウ)して」(出典:新粧之佳人(1886)〈須藤南翠〉一〇)

洗滌の補助注記

「洗滌」の読みは、センテキ、センデキ、センジョウの三種があるが、明治・大正期にはセンジョウは一般に誤用と認識されていた。

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普及版 字通 「洗滌」の読み・字形・画数・意味

【洗滌】せんでき

洗いそそぐ。また、赦免。唐・元〔剣南東川節度使を弾奏する状〕、元和二年正三日の赦に准じ、今日より已、大坐のもの、竝びに與(とも)に洗滌せらる。

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