津波火災(読み)ツナミカサイ

デジタル大辞泉 「津波火災」の意味・読み・例文・類語

つなみ‐かさい〔‐クワサイ〕【津波火災】

津波による火災。港湾設備や漁船重油、家庭用のガス漏電などで引火し、津波で流された木造家屋などの瓦礫海上で炎上すること。平成23年(2011)の東日本大震災では、宮城県気仙沼市をはじめ、東北地方沿岸部の多くの町で発生した。

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共同通信ニュース用語解説 「津波火災」の解説

津波火災

津波が原因で発生する火災。押し流された車が衝突した際の火花や、倒壊した建物内の暖房器具、電気配線のショートなどが元で出火する。ガソリン灯油、可燃性ガスによって拡大し、燃えたがれきが流されて市街地山林延焼をもたらす。浸水地域で起きるため消火活動が困難なことも被害を拡大させる要因避難の妨げにもなる。1993年の北海道南西沖地震では奥尻島で被害があったほか、東日本大震災では宮城県をはじめ広範囲で被害が確認された。

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