日本歴史地名大系 「津田川口番所跡」の解説
津田川口番所跡
つだかわぐちばんしよあと
津田川口に置かれ、船や人・物の出入りを検査した番所。設置場所は「斎津村誌」によれば魚御分一所の北隣、三景楼という料亭のあった所で、現
番所の設置年代は不詳であるが、寛永一六年(一六三九)の御山下画図には見晴しのよい丘上に番所らしき施設が描かれており、当時すでに設置されていたことが推測される。番人は阿波水軍の総帥森志摩守忠村の家臣であった久米・広田・忠津・粟田の四家が勤めた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報