デジタル大辞泉 「津軽じょんから節」の意味・読み・例文・類語 つがるじょんからぶし【津軽じょんから節】[書名] 長部日出雄の小説。昭和47年(1972)発表。昭和48年(1973)、「津軽世去れ節」とあわせ第69回直木賞受賞。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「津軽じょんから節」の意味・わかりやすい解説 津軽じょんから節 (つがるじょんからぶし) 津軽地方の民謡。津軽三味線の伴奏で歌われる。語り物風の口説(くどき)の一種で,《津軽よされ節》《津軽おわら節》とともに〈津軽の三つもの〉と呼ばれる。越後の《新保(しんぼ)広大寺》の〈くずし〉が《殿さ節》《やんれ節》として元禄時代(1688-1704)末に関東から東北にかけて流行し,これが《津軽じょんから節》の曲調を生んだという。曲調は3度変わり,現在の歌には原調は失われている。歌詞も古いものは方言色が濃い。執筆者:須藤 豊彦 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報