流通団地遺跡(読み)りゆうつうだんちいせき

日本歴史地名大系 「流通団地遺跡」の解説

流通団地遺跡
りゆうつうだんちいせき

[現在地名]東村東小保方

縄文時代から古墳・平安時代に及ぶ大集落跡で、六〇〇軒ほどの住居跡と製鉄炉・小鍛冶遺構がある。とくに古墳時代以後の遺構が顕著である。古墳前期の方形周溝墓一〇基は調査区の東南部に集中し、そのなかの一基は前方後方型であった。住居跡二〇軒ほどからは石田川式土器出土。古墳時代の大部分の住居は、鬼高I末・II期を中心として一五〇軒ほどであった。土師器須恵器などおびただしい量の土器を検出したが、ほとんどが榛名はるな山FP軽石降下後のものが多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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