デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浅尾与六」の解説 浅尾与六(初代) あさお-よろく 1798-1851 江戸時代後期の歌舞伎役者。寛政10年生まれ。大坂の子供芝居出身。江戸で名声をえたのち関西にもどる。文政13年与六を名のる。実悪(じつあく)を得意とし,親仁方(おやじがた)などをかね,とんぼ返りの名手であった。嘉永(かえい)4年12月9日死去。54歳。初名は浅尾丹平。前名は2代浅尾友蔵,浅尾内匠。俳名は一甫。屋号は浅田屋。 浅尾与六(2代) あさお-よろく 1821-1862 幕末の歌舞伎役者。文政4年生まれ。初代浅尾与六の門下で,安政2年2代目を襲名。敵役(かたきやく)を得意とし,江戸で活躍。生地近江(おうみ)(滋賀県)にちなみ近江与六とよばれた。文久2年10月8/13日死去。42歳。前名は浅尾半五郎,2代山村内匠。俳名は一甫,梅香。屋号は浅田屋。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by