最新 地学事典 「浅熱水金鉱床」の解説
せんねっすいきんこうしょう
浅熱水金鉱床
epithermal gold deposit
金に富み卑金属に乏しい浅熱水鉱床。高硫化系,低硫化系に区分され,中間的なものは中硫化系と呼ばれる。高硫化系は酸性熱水が関与,溶脱珪化,明ばん石,カオリナイトを伴う。自然金,テルル化物,硫砒銅鉱,ルソン銅鉱が産出。低硫化系鉱床は中性熱水により形成され,母岩変質はイライト,緑泥石,混合層粘土鉱物で特徴づけられる。自然金,黄銅鉱,銀鉱物が鉱石鉱物。熱水の沸騰が金の沈澱をもたらし,石英脈に方解石や氷長石を伴う。
執筆者:渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

