日本歴史地名大系 「浜名神戸」の解説
浜名神戸
はまなかんべ
〔成立と概観〕
「神宮雑例集」によれば、浜名神戸は伊勢神宮側が国造貢進と称して律令国郡制以前に成立したと主張する遠江国の本神戸四〇戸にあたるという。伊勢神宮へは上分・給主得分のほか、三月三日の種薑御贄、六月の三河神戸・遠江神戸に薦を貢進させる庁宣を下すための円田所当麦、および一〇月一日の二宮荷前としての生・御綿を貢進していた。なお同書には遠江国の新神戸一〇戸と新加神戸一〇戸がみえ、前者は
〔平安後期〕
承暦四年(一〇八〇)遠江守源基清が
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報