浜芹(読み)ハマゼリ

デジタル大辞泉 「浜芹」の意味・読み・例文・類語

はま‐ぜり【浜×芹】

セリ科越年草海浜に生え、高さ10~30センチ。根は太く、茎は基部分枝し、斜めに立つ。葉は羽状複葉。8~10月、白い小花を密につける。はまにんじん。

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精選版 日本国語大辞典 「浜芹」の意味・読み・例文・類語

はま‐ぜり【浜芹】

〘名〙
① セリ科の越年草。日本各地および朝鮮の海岸の砂地に生える。高さ一〇~四〇センチメートル。肥厚した直根が地中に深くのびる。茎は根本から分枝して広がり、葉は羽状複葉。夏、茎頂および葉腋から花茎をのばし、ごく小さな白い五弁花を半球状の複散形花序につける。果実は扁平な卵形で稜があり、漢方では蛇牀子(じゃしょうし)といって消炎剤に用いる。漢名に蛇牀を当てる。はまにんじん。〔本草和名(918頃)〕
植物いぬなずな(犬薺)」の古名。〔本草和名(918頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「浜芹」の解説

浜芹 (ハマゼリ)

学名Cnidium japonicum
植物。セリ科の二年草,薬用植物

浜芹 (ハマゼリ)

植物。犬薺別称

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