精選版 日本国語大辞典 「浜菱科」の意味・読み・例文・類語 はまびし‐か‥クヮ【浜菱科】 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。約二五属二四〇余種があり、熱帯および亜熱帯に分布する。多くは乾生および塩生植物で、低木になるものが多い。葉は普通対生し、二~三または多数の小葉が羽生し、毛状の托葉が宿存し、しばしばとげとなる。花序は集散花序。花は両性で普通放射相称。四~五個のがく片があって瓦状になり、花弁も同数。普通、花盤がある。雄しべは五~一〇個、時に一五個で離生し、しばしば舌状の鱗片が付随する。子房は上位で四~五室、時に二~一二室、各室に一~多数の胚珠がある。花柱は通常一個。果実は蒴果で、内壁があるかまたはない。日本には関東や若狭湾以西の海岸にハマビシだけが自生する。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例