浦島の子(読み)ウラシマノコ

デジタル大辞泉 「浦島の子」の意味・読み・例文・類語

うらしま‐の‐こ【浦島の子】

浦島説話主人公漁師丹後国筒川つつかわの人で、水の浦島の子ともいう。→浦島説話浦島太郎

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精選版 日本国語大辞典 「浦島の子」の意味・読み・例文・類語

うらしま【浦島】 の 子(こ)

  1. 浦島伝説の主人公。丹後国の水江浦(みずのえのうら)または筒川の漁夫とされる。亀に化した海神の娘亀比売(かめひめ)とめぐり会って海中の神仙世界に赴き、または助けた亀に連れて行かれた龍宮で乙姫に歓待されて、三年を過ごすが、別れに際し開けてはいけないといわれてもらった玉手箱を、帰ってから開けると、白煙がたちのぼって老人になったという。「万葉集」「日本書紀」「丹後風土記」「後撰集」「浦島子伝」「御伽草子」などにみえる。浦島太郎。島の子。うらしまこ。うらしま。

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